多くの大学は、卒業生に同窓会報やニュースレターなどを郵送している。しかし、「私立大学」の卒業生では、「郵便物やメールの送付」「寄附の依頼」があると回答したのはそれぞれ約3割にとどまる。「国立大学」「公立大学」では約4割が「特に働きかけはない」と回答した。名簿の更新問題もあろうが、卒業生の関心を引くものとなっていないため、開封されていない、意識されていないことも考えられる。大学との接点は「同期、同窓生の幹事からの連絡」「部活、サークルの会合への案内」といった個人的な人間関係による働きかけが中心だった。
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