特集

Between(株)進研アドが発刊する高等教育のオピニオン情報誌
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「新基本構想」で 同窓会との関係を強化

森下
 卒業生の本学院への帰属意識を高めるには、学院自体が社会で認知され、存在価値を認められることが必要です。本学院は創立120周年を迎えた2009年4月、向こう10年間にめざすべき大学像を明示した「新基本構想」を発表しました。この構想の中では、育てたい人材像の明確化、学士力の向上、多文化が共生する国際性豊かなキャンパスの実現、地域・産業界・国際社会との連携強化、一貫教育と総合学園構想の推進などを掲げました。さらには、同窓会との関係強化も盛り込んでいます。これを同窓会の総会で発表したところ、強くご賛同いただきました。
大橋
 「新基本構想」は同窓会にとっても、良い刺激になりました。卒業生も、大学とのコミュニケーションや学院に関する新しい情報を求めています。大学を取り巻く環境は厳しく、学院のこれからについては、卒業生にとっても大いに気になるところです。今回、学院が力強いメッセージを打ち出したのを受け、卒業生として何ができるのか、それぞれが考え始めているところではないでしょうか。
森下
 今後10年間は、本学院の歴史にとっても大きな節目になると考えています。その中で、あらゆるステークホルダーから、一番に選ばれるような学院にすることがわれわれの使命です。同窓会の方々に協力していただく場面は、今後ますます増えるでしょう。学院と同窓会がこれまで以上に連携を密にし、両輪となって進んでいくことが、学院の発展につながるものと確信しています。
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