特集

Between(株)進研アドが発刊する高等教育のオピニオン情報誌
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老壮青・男女のバランスの 取れた同窓会が理想

森下
 同窓会の方々には活発に活動いただき、本当に頭が下がる思いです。その一方で、若い卒業生の参加意識を高めることが課題です。自分自身の経験に照らしても、入社後10〜25年というのは仕事が忙しく、家庭でも子どもの教育に手がかかる時期で、母校や旧友とは疎遠になりがちです。同窓会活動においては、「老壮青」「男女」のバランスが大切だと思いますが、やはり「青」と「壮」の間には大きなギャップがあります。
大橋
 近年は、卒業して間もない若い人たちに支部長から積極的にアプローチしていただいて、「同窓会は年寄りの集まりではない」ということを強調しています。その結果、若い人や女性の同窓会活動への参加も増えています。一度でも足を運んでもらえば雰囲気がつかめますし、参加しやすくなるのではないでしょうか。
  本学院の同窓会には国内に84、海外に20の支部がありますが、それ以外にも職種や企業ごとの組織、運動部・文化部の組織などが140余りあります。中でも、年齢や性別に縛られない職種ごとの同窓会は、今後、「青」と「壮」のギャップを埋めるうえで、重要なポイントになってくるでしょう。
森下
 縦横に張り巡らされたネットワークは、100年以上をかけて先輩方が築いてこられた本学院の大きな財産であり、それを生かさない手はありません。
大橋
 同窓会活動の裾野を広げるために、さまざまなイベントの企画や情報発信を行い、縦横のネットワークを強化する必要があります。

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