アジを使ったビジュアルおよびADトレインは、学外からの提案に基づくものだった。採用の理由を、田丸課長は、「理工系大学とはおよそ結び付かない魚の写真にはインパクトがあった。その意外性は、私たちが伝えたい『進化を続ける元気な大学』というメッセージを端的に表現していて、非常におもしろいと感じた」と説明する。
もともと芝浦工業大学には、アニメキャラクターの活用をはじめ、新しい手法を柔軟に広報に取り入れてきた伝統がある。今回のキャンペーンの提案も、それまでの方針の延長線上にあるアイデアとして、入試・広報部に受け入れられた。
田丸課長は、「アジの写真とそれをもじったキャッチコピーは、大学の広報担当者だけでは出てこない自由な発想。本学の広報活動の方針を広告会社に常々、伝えているからこそ出てきたアイデアだ」と話す。 |