特集

Between(株)進研アドが発刊する高等教育のオピニオン情報誌
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詳細な情報の収集に有効な紙媒体

 高校教員が大学情報を入手する手段は、①卒業生からの生の情報、②進学情報誌、③大学案内、④大学のウェブサイト、などが挙げられる。一方、生徒の大学情報の収集は、手元に置いていつでも比較検討できる進学情報誌→大学案内→大学のウェブサイトへと進む場合が多い。
 教員も生徒も最も頼りにしているのは進学情報誌である。例えば、ある大学の「経済学部で何を学ぶか」について、A社の進学情報誌では「市場経済のメカニズムの理論・計量的分析を研究する」、B社の進学情報誌では「経済学の専門的な科目を学び、諸問題に取り組む力を身に付けさせる」とある。他の進学情報誌も大体同じように記載されている。
 しかし、教員・生徒が最も知りたい情報は、「学部・学科で何を学べるのか」「カリキュラム」「各学科のメインテーマ」「大学院への進学状況(他大学も含めて)」「各学科の卒業生の主な就職先」などである。
 「進学に関する価値観」が生徒・保護者共、大きく変わってきた現在、生徒が悔いのない大学選びをできるよう、「紙媒体」での詳細な情報発信を切にお願いしたい。


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