今後、高校はどのような進路指導方針に基づき、生徒を指導していきたいと考えているのかを、高校教員調査から見てみる。
「推薦・AO入試の受験者数」については、「今よりも増やす」14.9%、「今と同程度」62.0%、「今よりも減らす」20.7%と、今と同程度でよいという回答が半数以上を占めた。進路指導方針としては、「生徒には、指定校推薦以外の推薦やAO入試は考えさせない」(「あてはまる」「ややあてはまる」)が15.6%であった。図表11では、57.8%が「推薦・AO入試の実施割合をもっと減らすべきだ」(「とてもそう思う」「まあそう思う」)と答えている。このような問題意識が、推薦・AO入試の受験者を「今よりも減らす」との回答につながっていると推測される。
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