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愛媛大学では、各学部の教育コーディネーターが中心になってDP策定作業を進めることとなった。円滑に進めるため、教育コーディネーター研修会の場で、学部ごとに「DPの原案」を作成するワークショップを実施した。その際、出来上がったDPに対して他学部の教員からの質疑の時間を設け、ブラッシュアップを行った。これにより専門用語が取り払われ、平易な文言となった(図表2)。
DPの主要な読み手は受験生、学生、就職・進学先機関であることから考えれば、専門分野の全く異なる教員からのチェックは有効である。教育コーディネーターは研修会で作成したDPの原案を学部に持ち帰り、検討した。各学部において最終的なDPが完成するまでには、3〜5か月を要した。