特集

Between(株)進研アドが発刊する高等教育のオピニオン情報誌
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より身近なテーマによる新たなプログラム

 2006年度からは、「地域社会に貢献し得る人材の育成」という建学の精神の下、自治体などと連携した「学生による地域活性化提案プログラム−政策対応型専門人材の育成−」をスタートした。
 これは、大学がある長岡市をはじめとする自治体や商工会議所など、地域社会のニーズに対応したサービスを提供できる人材を育成する取り組みだ。個別企業の課題を取り上げる「ビジネス展開能力開発プログラム」の市民生活版といえる。学生にとって、より身近なテーマを設定できるため、従来にもまして主体性を引き出すことが期待できるという。 
  「長岡市総合計画」で掲げられている環境、福祉、産業など各分野における課題をゼミのテーマに取り上げて「地域活性化案」を発表する。2009年度は、10のゼミが「市民のゴミの減量とリサイクルの推進」「長岡まつり大花火大会による地域活性化方策」「長岡市における特産品の東京市場販売計画」などのテーマに取り組んだ。
 2010年度からは長岡市総合計画にこだわらず、地元のNPO法人などにも連携先を広げ、より幅広いテーマに取り組んでいる。


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