情報公開規程では、公開する情報を3つのカテゴリーに整理して、それぞれの公開のあり方を定めている。
①「社会一般への情報公開」では、事業目的や事業内容・状況をはじめとする「法人および学校の基本的情報」、収支計算書や事業計画書の概要を含む「財務および経営に関する情報」、教育方針などの「教育研究活動に関する情報」、「コンプライアンス等に関する情報」、在籍状況などの「学生・生徒・児童の活動に関する情報」など。
②「利害関係人への情報公開」では、学生に対する教務、納付金、課外活動や施設利用に関する情報、雇用契約者に対する就業規則など。
③「第三者からの開示請求に基づいて公開する情報」では、開示請求者となる利害関係人の定義、請求により得られる情報、開示請求の受け付けと手続きの窓口、開示請求の可否決定など。
この情報公開規程も、ウェブサイトの「情報公開」ページで公開されている。
10月のウェブサイトのリニューアルについて、総務課の山下心作氏は「それまで2大学5附属校のいろいろなページに分散していた情報を、よりわかりやすいよう『情報公開』ページに集約することに主眼をおいた」と述べる。
規程の策定にあたり、情報を整理する過程できちんと説明しきれていないと判断した情報は、補足説明を加えたり見せ方を変えたりと、より伝わりやすい形に改めたという。
例えば、奨学金は種類が多く、入学後に手続きを行うものについては、細かい規定を載せていなかったが、奨学金制度の全体像がわかるよう概要を整理したうえで、個々の奨学金規程を公開した。 |