SELHi指定校アンケートより SELHiに見る英語指導の事例集
VIEW21[高校版] 新しい進路指導のパートナー
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書く Writing

*自由英作文がメインの1時間を確保

  2年の文系クラスで週3時間、理系クラスで週2時間行われるライティングの授業のうち1時間を、自由英作文をメインとした授業として展開している。1クラスを習熟度別の三つのグループに分け、日本人教師とALTがチームティーチングを行う。年度末に各生徒がオリジナルの英字新聞をつくることを目標としている。
【指導で重点を置く技能 Wより

*学校独自の基準で書く力を継続的に評価

 精選した30の英語構文に習熟させることで、自由英作文に応用できる力を身に付けさせる。年間3回「30構文テスト」を全校一斉に実施し、構文の定着を図る。また、2年次のライティングの授業を中心に、定期的に(2年次は週2回)ライティング課題を宿題としている。これによって、英文を書くことに慣れ、比較的長い英文も書くようになっている。3年次でも、2学期までライティングの授業で毎週テキストの内容についてエッセイ・ライティングを続け、15分で平均100語〜150語の英文を書かせている。
【指導で重点を置く技能 Wより

*ディベートの基礎としての  段階的なライティング指導

 1年次前半は、「学校には給食がある方がよい」「制服があった方がよい」「一人っ子の方が兄弟姉妹がいるよりよい」など学校生活や家庭生活に関わるテーマで肯定側・否定側に分けて、その理由を英語で書かせる訓練を行った。そして、ペアで互いに理由を読み合って伝える練習に取り組んだ。
  1年次後半になると、ペアの相手に意見を伝えるときに、できるだけ書いたものを見ないようにして言うように指導した。そして、相手の意見を聞いてその反論を書き、書いた反論についてもできるだけ書いたものを見ないようにして言う練習を行った。
  このように、まずは書くことから段階的に指導を行ったが、その際、書いた英語はできる限り正しい英文に直し、ディベートの後も定期テストやスピーキングテストで再度、書かせたり言わせたりした。加えて、なるべく似たテーマを続けることで、継続的に使用できる語彙を増やし、その定着にも配慮した。
【指導で重点を置く技能 融合・その他融合より


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