特集)自立を支える「学校」と「家庭」の連携
VIEW21[高校版] 新しい進路指導のパートナー
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2年生後半から入試を 意識し始める保護者

 進路勉強会の出席率は高く、08年度の2年生5月は230家庭、3年生は256家庭と、6〜7割の保護者が出席している。進路勉強会に対する保護者の評価は高い。
 「高校に入学してほっと一安心し、受験はまだ先のように考えていたので、気持ちが引き締まる思いだった」(1年生5月)、「子ども任せにしていたが、今回の勉強会で親の心構えの大切さに気付かされた」(2年生5月)、「子どもとよく話し合い、もう少し具体的な進路を考えたいと思った」(2年生5月)、「1年次から毎回参加しているが、学年が上がるたびに自分自身の意識を引き締める良い機会になった」(3年生)、「大きな気持ちで子どもと接する大切さが分かった」(3年生)
 保護者から寄せられた声を見ると、学校が提供する情報を通して受験生の親としての自覚が高まっていく様子がうかがえる。かつては、ほとんどの保護者が、3年生にならなければ受験を意識しなかった。今では、1年生からの進路勉強会を通して、「受験を学校任せにしてはならない」という意識を持つ保護者が増えている。

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