つながる学校と家庭の学び
VIEW21[小学版] ともに語る、考える。ベネッセの教育情報誌
   PAGE 2/4 前ページ 次ページ

年度当初の学年懇談会で保護者の理解を得る

  「こつぐんプリント」は、9割以上の子どもが毎日きちんと提出し、未提出者は学級で1、2人にすぎない。その背景としては、「宿題は毎日出て、必ずしなければならない」と、年度当初に保護者にしっかり意識付けしていることが大きいようだ。
 「『プリントをしてこなかったときには、昼休みに取り組ませる』というルールになっていますが、これを年度当初の学年懇談会で保護者にも伝え、了解を得ています。そのため、昼休みに遊べなかったからといって、保護者から学校に連絡がくることはまずありません」(岩永先生)
 更に同校では、家庭での学習の仕方を低・中・高学年別に示した「家庭学習のてびき」(図2)を作成し、年度当初に配付している。

図2 「宮崎西小学校 家庭学習のてびき」
▼クリックすると拡大します
図2
子ども用に、家庭学習で気を付けることを机の前に貼れるように1枚のプリントにまとめた。学習時間の目安と各教科の学習内容については、低学年・中学年・高学年別に示している。更に、学校での勉強に必要な事項として「学習に必要な道具」「休み時間の過ごし方」などを説明したプリントも配付する

 「家庭学習の時間は『学年×10分+20分』を目安にしてほしいと、このプリントに明記し、それだけは毎日家庭学習をするように、子どもを見守ってほしいと伝えています。また、自宅の机の前に貼れるように、A4判の大きなサイズにしています。併せて、子どもへの声かけなどの支援もお願いすることで、家庭学習の習慣付けを図っています」(岩永先生)


   PAGE 2/4 前ページ 次ページ
目次へもどる
小学校向けトップへ