調査企画

Between(株)進研アドが発刊する高等教育のオピニオン情報誌
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分析結果
学士力は学業の充実と関係

 図1は、分析方法で説明した通り、学士力の定義にほぼ重なった7つの因子(「異文化コミュニケーション力」「社会問題関心」「対人関係構築力」「課題提出」「大学学習効果」「社会貢献」「積極参加」)について、5つの学生群の帰属確率を示したグラフである。
 横軸はその因子がどのくらい身に付いているかの標準得点を示している。中央の「0」は偏差値50、「1」が偏差値60に当たり、右に行くほど力が身に付いている。縦軸は、当該偏差値に学生が帰属している確率である。上に行くほど属する学生の割合が高い。
 7つの因子に共通して見られるのは、「学業充実群」がどのグラフも右肩上がりであることだ。ほかの群よりも圧倒的に「学士力」を身に付けているといえる。「課題提出」「積極参加」以外の5つの因子では、5つの学生群の曲線はどれも同じようなカーブを描いている。

図

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