未来をつくる大学の研究室 運動生理学
林久仁則

林久仁則さん

はやし・くにのり
筑波大大学院人間総合科学研究科
体育科学専攻 健康生理学研究室 博士課程1年

VIEW21[高校版] 新しい進路指導のパートナー
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大学院生が語る

自分の研究成果を社会に役立てられる喜び

入学のきっかけ
体の本質への興味から研究にのめり込む

 高校時代にはトレーナーか体育教師になりたいと思い、筑波大の体育専門学群に入学しました。
 授業や実験を受ける中でとても驚いたのは、人間の体には未解明の部分が非常に多いということです。そのため、「いかにトップアスリートを育てるか」「運動スキルはどのように発達するか」など、運動生理学の分野には研究の余地がまだたくさん残されているのです。元々、人間の体の本質に対して興味があったので、すぐに研究にのめり込みました。
 学部生のころ、アメリカンフットボール部でトレーニングリーダーを任されたのも良い経験でした。「チームのパフォーマンスを向上させて試合に勝ちたい」という思いから、講義で学んだり、独学で調べたりしたことを基にしてトレーニング方法を考案する。それが学習した内容の実践の場となり、「スポーツを科学する」ことの面白さを実感できました。

写真3
写真3 現役アスリートとして活躍している学生に被験者を頼むこともあるという。写真はその実験機器類。

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