特集 志望校はこう選ばれている

Between(株)進研アドが発刊する高等教育のオピニオン情報誌
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高校との連携で質の高い教育の構築を

 大学全入時代といっても、それは計算上のことである。既に定員割れとなった私立大学は、2005年度で29.5%、2006年度は40.4%に上る。
 こうした中、入試は、難易度の高い一部の大学を除き、「選抜」から「学力の最低保証」へと役割が変わりつつある。入試に代わる学習の動機づけを何に求めるかが、大学に問われているのではないだろうか。学生を安定的に確保するためには、きちんとした教育・研究を行う努力を続けることが不可欠であると強く認識している。
 各大学とも、全入時代の新たな入試の枠組みを再構築する時期に来ている。高校と連携し、質の高い学生を育てる教育システムを検討することが不可欠である。


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