同大学では、最終的な望ましい女性医師像をアウトカムとしてモデル化(図1)。このアウトカムモデルには、「患者を理解する力・支持する気持ち」「診断・治療・予防を行う力」など、12の要素が盛り込まれ、要素ごとに到達度が測定される。学年が上がるたびに積み上げていくブロック教育ごとの評価を横軸とすれば、全学年のすべての教育を縦に貫いているのがアウトカムだ(図2)。
具体的な評価は、下表のような「ロードマップ」によって行われる。12の要素ごとに最終的な目標に至るまでの段階別の能力を示したもので、各段階を適用する時期と測定する手段が明記されている。在学中だけでなく、卒業後に実施される後期研修の段階あたりまで利用できる。順次策定されるロードマップは2010年から実施される予定だ。
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