特集

Between(株)進研アドが発刊する高等教育のオピニオン情報誌
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進路変更による出願

 社会環境の変化も、受験動向に少なからず影響を及ぼしている。高校新卒者の就職内定率が約70%で推移しているため、就職の意思(就職できれば就職したい)はあるのだが、やむなく大学進学に方向転換している高校生が増えている。
 「3年次の夏に急きょ、進路を変更し、大学進学を決定した生徒が徐々に増えている」といった話を高校から聞くが、推薦入試・AO入試に流れるだけではなく、私立大学のセンター試験利用方式への出願も、珍しいケースでなくなると予測される。今後は、ますます顕著となる学力の多層化、志望動機の多様化をふまえた入試運営が大学に求められる。


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