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【英語】英語のつまずきはアルファベットから!?①~アルファベットって何?~

2014年08月20日 掲載
 グローバル教育研究室 研究員 横井 理絵

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このタイトルを見て、「アルファベットにつまずくってどういうこと?」と思われた方もいるのではないでしょうか。英語が苦手という子どもたちの声を耳にすることがあるかと思います。が、その苦手の原因の1つにアルファベットへのつまずきがあるとは、大人にはなかなか想像しにくいかもしれません。

たとえばアルファベットの読み方。日本語は「あ」という文字に対して「あ」という読み方以外ありません。しかしながら、英語のアルファベットの最初の文字である「A」を考えると、文字の読み方は「エイ」であるのに対して、実際に単語の中で使われる「a」を読もうとすると、単語によって全く読み方が異なることが分かります。(例:apple、airなど)

また、アルファベットの文字の形。そもそも、このような読み方以前に、まず文字の形の認識につまずいてしまう子も少なくないといいます。MとW、pとq、bとdのように似た形の文字の識別は、子どもたちにとっては難しいものなのです。

アルファベット認識能力は、後に発達するリーディング能力と強く関係しているという研究結果もあります。大人にとってはたかがアルファベットですが、子どもにとってアルファベットは最初のつまずきの元にもなりかねないものなのです。

そこで、ARCLEでは2014年度新企画として、幼児・児童英語教育の分野で長年にわたり理論的研究および現場での実践研究を重ねられ、ご活躍されていらっしゃるアレン玉井光江先生によるコラム、『英語のつまずきはアルファベットから!?』をお届けします。アルファベットの歴史から、文字の読み書きの導入前までのステップを丁寧にご紹介いただきます。第1回は「アルファベットって何?」です。児童・生徒の方やお子さんにクイズを出していただくこともできる内容です。ぜひ楽しんでご一読ください。

 

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