教育フォーカス

 

【特集15】アクティブ・ラーニングを活用した指導と評価研究
 ~授業レポート~

[第4回] 独自ワークシートの「問い」と教科書で、クリティカル・シンキングを育む ~安田学園安田女子中学高等学校の「SS科学言語」の実践  [1/4]

◎ はじめに

広島市の中心部にキャンパスを構える安田学園安田女子中学高等学校は、「社会に貢献できる品格ある女性の育成」を目標に掲げて教育活動を行う、中高一貫教育校だ。高校では、2012年度からSSH(スーパーサイエンスハイスクール)の指定を受けており、その一環としてクリティカル・シンキング(以下、CT)の育成に力を入れている。

今回は、SSH主対象クラスで実施している学校設定科目「SS科学言語」で、CTを育む授業をどのように行っているのかについて、第4学年(高校1年生)対象の「SS科学言語Ⅰ」を担当する教誓悠人先生、SSH委員会副委員長の岸田宜治先生にお話をうかがった。

参加者: 広島県・私立安田学園安田女子中学高等学校
岸田 宜治先生 理科主任/SSH委員会副委員長
教誓 悠人先生 国語科/SS科学言語Ⅰ担当
 
分析・聴き手: ベネッセ教育総合研究所 カリキュラム研究開発室 主任研究員 住谷 徹

1.「SS科学言語Ⅰ」の概要

・科目名/「SS科学言語Ⅰ」(学校設定科目)

・対象/第4学年(高校1年生)のSSH主対象クラス42名

・授業時数/通年 1コマ50分授業

・担当教員/教誓 悠人先生

・年間目標/「科学的に読み、考える(論理的読解)」「科学を考える(科学の相対化)」の力の育成

・教材/教科書、先生作成のワークシート

 

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