教育フォーカス

 

【特集15】アクティブ・ラーニングを活用した指導と評価研究
 ~授業レポート~

[第3回] 生徒同士が話し合い、教え合う「対話を通した学び」で教科学力と生徒自身が学び取る力を、共に育む ~東京都立国立(くにたち)高校3年生「生物」での実践  [1/5]

◎ はじめに

東京都立国立高校は、多数の生徒が難関国立大学を目指す、都立高校を代表する進学校だ。来場者が1万人を超す国高祭などの学校行事にも特色がある。

生物の大野智久先生は、生徒同士の「対話を通した学び」を実践しながら、生徒が何事にも主体的に取り組み、自身で問いを立て解決できるような人間的な成長を目指している。
 教科学力の向上とともに、学ぶ力などの育成を目指す授業をどのように行っているのか、3年生の「生物」(4単位)の授業を中心にうかがった。

参加者: 東京都立国立高校
大野 智久先生 理科(生物)教諭
 
分析・聴き手: ベネッセ教育総合研究所 カリキュラム研究開発室 主任研究員 住谷 徹

1.3年生「生物」の概要

・対象/高校3年生 生物(4単位)選択者 21名

・授業時数/火曜5・6時間目(50分×2コマ)

・担当教員/大野 智久先生

・教材/先生自作のプリント、教科書、資料集

・内容/配布されたプリントにある課題に、個人のペースで取り組む。
     解答を導き出す過程では、生徒同士で話し合って取り組むことを推奨する。

 

Topへ戻る

 【特集15】 一覧へ