第5回は、少子化が進行し、家族を取り巻く環境がさまざまに変化する中で、乳幼児を持つ家族の生活や意識はどのように変わっているのかに焦点をあてます。今の父親・母親の状況と今後の課題について、小﨑恭弘先生、大日向雅美先生に解説していただきます。
ベネッセ教育総合研究所では、2005年から、3回に渡り、首都圏の就学前の子どもを持つ父親を対象にした「乳幼児の父親についての調査」を実施しました。調査結果等から見えてきた、乳幼児家庭の変化として次の4点があげられます。
図1.家事や育児に、今以上にかかわりたいと思いますか
(出典)ベネッセ教育総合研究所「第3回乳幼児の父親についての調査」(2014年)
図2.現在、父親が関わっている家事・育児
※上記画像をクリックすると拡大します。
*「ほとんど毎日する」+「週に3~5回する」の%。「*」は「いつもする」+「ときどきする」の%。
(出典)ベネッセ教育総合研究所「第3回乳幼児の父親についての調査」(2014年)
図3.父親の仕事からの帰宅時間
*現在の職業で「無職」「その他」と回答した人は除外。
(出典)ベネッセ教育総合研究所「第3回乳幼児の父親についての調査」(2014年)
図4.ワークライフバランスについての父親の職場環境
*現在の職業で「内職・在宅ワーク」「無職」「その他」と回答した人は除外。
そのうち、大卒以上の父親について、帰宅時間が20時間台以前と、21時間台以降の2群に分けて分析。
*「とてもあてはまる」+「まああてはまる」の%。
(出典)ベネッセ教育総合研究所「第3回乳幼児の父親についての調査」(2014年)
教育に関する調査・研究データや教育情報誌、オピニオン、特集など、
サイトで公開している情報を検索することができます。
クリップボタンをクリックした記事を格納します。
※この機能をご利用する場合CookieをONにしてください。